movie_99’s diary

映画や音楽やらの感想をぼちぼちと。

【映画レビュー】『バーフバリ 王の凱旋』

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 正直、今までインド映画というジャンルにあまり明るくなかった自分でも、本作が滅茶苦茶燃えて、面白いと感じた理由はいくつかある。まず、それはS・S・ラージャマウリの幅広い手札と思い切りの良さであろう。

 

この映画の物語はというと、今現在では珍しいくらいに王道だ。これだけ王道という言葉が似合う映画も今なかなかない。世代継、王座争い、復讐劇。そんな中、この映画はキャラクター、登場人物の動きをしっかり捉えるということに特化した作りにすることで、展開一つ一つに説得力を与える作りとなっている。この積み重ねの演出は、トリッキーな構成で贈る監督の前作「マッキー」とは真逆の作りだ(この映画は公開当時日本でも話題になっていたインド映画)。

 

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そして、何と言ってもダイナミズムの塊とも言えるアクション。これを前にしたら地球上のどんなスペクタクルも一瞬で吹き飛んでしまうレベルの、人知を超えた「動き」が繰り返されていく。この辺りは「300 スリーハンドレッド」や「マッドマックス 怒りのデスロード」を連想してしまいそうになるが、それのどのアクションにもさりげなく当てはまってないのがこの映画のすごいところ。しっかりオリジナリティとフレッシュさを兼ね備えた上でのこの構えなのだ。ここに謎の感動を得てしまった。

 

自分が二部作映画やインド映画に対してあまり手を出せなかったところを反省し、これからチェックしていかなければならないと、個人的にも反省をさせられた映画であった。少なくとも滑り込みでもこの「体感」を劇場でできてよかった。